成年後見センター・リーガルサポートは、成年後見制度施行に先駆けて平成11年に全国の司法書士によって、高齢者、障がい者等が自らの意思に基づき安心して日常生活を送ることができるように支援し、もって高齢者、障がい者等の権利の擁護及び福祉の増進に寄与することを目的として設立されました。平成23年4月1日からは公益社団法人として活動しており、これまで多くの会員がさまざまな事案で後見人として家庭裁判所から選任されてきました。リーガルサポートの会員は全国で8,000名を超え、愛媛県内では「えひめ支部」所属の約95名の司法書士及び2つの司法書士法人が会員として活動しています。
リーガルサポートの最も重要な事業は、会員である司法書士後見人の指導監督と養成です。
指導監督としては、会員に対して定期的に後見業務についての業務報告を求め、適正に後見業務を遂行しているかチェックしたり、後見業務についての相談支援を行っております。
後見人養成としては、必要な倫理・法律・福祉・医療等の研修を開催し、後見人としての能力の向上と質の担保に努めています。また、所定の研修単位を満たさなければ家庭裁判所に対して後見人として推薦する名簿に搭載しないという名簿制を採用しています。
その他、愛媛県下の地域包括支援センター等行政や福祉・医療関係の皆様と協力しながら行う虐待防止等の高齢者・障がい者の権利擁護のための支援活動、市民後見人養成支援活動、各団体への成年後見制度に関する研修会の講師派遣等の成年後見制度の普及促進活動等の事業をおこなっています。
誰もが利用しやすい成年後見制度に改善していくため、成年後見制度利用促進法が施行され、成年後見制度利用促進基本計画が閣議決定されました。私たちリーガルサポートえひめ支部でも、成年後見制度を必要とする方が必要とするときに利用できるよう、利用促進に取り組みます。
リーガルサポートえひめ支部では「いつもあなたのそばに」をモットーに、身近な暮らしの法律家として高齢者や障がい者の方の権利が守られるよう努めていますので、お気軽にご相談ください。
公益社団法人成年後見センター・
リーガルサポートえひめ支部
支部長浦田 明宏
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